今回は古いシーツをリメイクして三つ編みマットを作りました。シーツのリメイクに興味のある方に参考になれば嬉しいです。
シーツは布の量が多いため、たくさんの布を使う三つ編みマットはとても作りやすいアイテムです。手間はかかりますが、きちんと処理をしているのでほつれにくく、長く使える仕上がりになります。
三つ編みマットの魅力
三つ編みマットは、物語『赤毛のアン』にも登場する温かみのある布小物です。部屋に置くだけで空間が暖かく感じられ、手作りならではのぬくもりを楽しめます。ぜひ、赤毛のアンの世界に触れるような気持ちで、このマットを作ってみてください。
~目次~(もくじ)
材料、用意する物
使った材料 古シーツ・キルト芯・古タオル・古い毛布
古いシーツが手元にない場合は、不要になった服やハギレを活用しても構いません。手持ちの布を縫い合わせて、工夫してみてください。
キルト芯や古いタオル、毛布はマットの中に入れる芯として使用します。私は、パッチワーク作品で余ったキルト芯を再利用しました。
三つ編みの準備
古シーツから幅6cm、長さ75m分の布を取り、3本に分けて約25mの紐を作りました。これを三つ編みにすることで、少しふんわりとした質感のマットが完成します。
今回作ったマットのサイズは、縦50cm×横65cmです。編み込みを行うことで、布の長さはおおよそ3割ほど短くなります。
三つ編みの紐作り
紐はミシンを使って縫いました。三つ編みをする際には、縫い目が目立たないよう工夫して編み込んでいきます。
三つ編みを楕円形に縫い合わせる部分は、手縫いで仕上げました。
シーツを紐状にカット
シーツは6cm幅に裂いて布を準備します。
私が使用したシーツは手作りのパッチワークシーツで、複数の布を縫い繋げているため、
柄の統一感を出すために同じ柄同士で三つ編みを作りました。
縫い繋いで、アイロンして丸めてみたらなんか可愛い
こうやって布をある程度使えるように作り置いてもいいですね
中の芯の準備
キルト芯、古タオル、古い毛布を使用して芯を作りました。
キルト芯は3cm幅、タオルは6cm幅、毛布は厚みがあるため、
1.5cm幅にカットして調整しています。手持ちの素材で調整しながら進めてください。
布や、芯をつなぎ合わせる
キルト芯と毛布は手でかがって縫い繋いでいます
タオルはミシンで縫い繋いでいます
3つ同じ長さのものを作りました
中に芯を入れて縫います
最初縫い始めは、中の芯先が見えないように布を折って縫います
後、布先をたたみながら縫っていきます
三つ編みを編む
芯を入れた紐が完成したら、三つ編みを始めます。
最初は3本を縫い留めてから編み進め、編み目が整うように工夫して編み込んでいきます。
三つ編みマットを縫いつなげる
楕円形に縫い繋ぎます
裏向けて
縫い始めは25cm計ってそこで折り縫い始めは隠れるように縫い閉じていきます
しっかりしたパッチワーク糸を使っています
三つ編みしたものが10mくらいになると、
適度な大きさになったので完成
最後に、三つ編みの終わり部分は布を三つ折りにして芯が見えないように縫い閉じ、
マット本体に目立たないように縫い付けて完成です。
三つ編みマットのアイデア
この三つ編みマットは、布の端をしっかり処理し、中に芯を入れているので、
ふんわりとしつつも丈夫に仕上がっています。
小さめの三つ編みマットなら、鍋敷きとしても使えます。
三つ編み部分を使ってバッグの持ち手や小物入れを作るのも面白そうだなと思っています。
リメイク素材として古いシーツや洋服を使えるのも嬉しいポイントです。
いろいろな使い方ができるのではないでしょうか。
柄選びで気を付けたこと
今回、私が特に気を付けたのは、ボーダー柄の生地の裁断方向です。
ボーダー生地は横に裁断せず、縦に裂いて使用しました。
というのも、昔に作った三つ編みマットでは、
横に裁断したボーダー生地を使った結果、仕上がりに違和感を感じたからです。
今回使った布もグリーン系の可愛いボーダー生地でしたが、
縦に裂いて使うことで、三つ編みにした時に柄が自然に見えるように工夫しました。
柄の幅や色の組み合わせによっても異なりますが、
私の場合、ボーダー柄は縦方向に使う方が良いと感じています。
三つ編みマットの完成
以前にも一度三つ編みマットを作ったことがありましたが、
今回は好きなピンク系で作ることができ、とても満足しています。
三つ編みマットはシンプルでどこか懐かしさもあり、
寝室のベッドの足元に置いて、朝目覚めた時に素足で踏む感触が
一日の始まりを心地よくしてくれます。
古いシーツをリメイクして新しい布小物を作るのは、本当に楽しい作業です。
こうした小さな工夫を重ねながら、
持続可能な暮らしを少しずつ取り入れて、
サステナブルな生活を目指していきたいと思います。
身近なものを活用しながら、これからも手作りを楽しんでいきたいです。